ある朝の風景(洋画編)

早朝、電車に乗った時、
乗客は、まばらだった。
私の前に座っている男性(ヨボヨボ)は、
この寒い中、ビーチサンダルだ。
「スポーツ新聞」だか「競馬新聞」だかを
読んでいる。
手には、ワンカップの日本酒らしき
アルコールを紙袋にくるんで呑んでいるようだ。
足元には、呑み干したと思われる
カラのカップが・・・ 
しかし、気になるのが、
この男性の帽子である。
キャップに記された文字が、
「SWAT」なのだよ。
スワットと言えば、言わずと知れた
特殊火器戦術部隊
(Special Weapons And Tactics)の略称
部隊は、突入班、狙撃・監視班など、
色々な役割に分かれている。
立て篭り犯などには、
ピザ屋の配達人に化けるなんてお手の物だろう。
・・とすると、この男性
もしや、変装なのか?
次の駅で、突撃班が突入?
とか、アメリカ映画的なコトを想像して居たら、
本当に次の駅に着いたら、
どどどどどぉ〜!!と、集団が
乗り込んで来た。
何かの部活をしている男子学生の集団だった。
すげ〜! すげ〜!と思って、
SWATのおじさんを見てみると、
寝たフリを決め込んでるんでやんの!
いちいち、面白かった朝の話です。