ステキなお話 。   

秋の気配が、朝・晩と感じる今日この頃、
皆さん、この夏は、 アバンチュール  ステキな恋を
されたのでしょうか?
 
「恋」と言えば、
私が、22才のOLの頃、
一つ先輩の女性の話である。
その女性は、当時、数ヵ月後に結婚を約束した
彼氏と、一緒に住んでいた。
私も、何度か逢ったコトがあるが、
とても、優しい男性だった。
 
彼女は、生活には不満はなかったが、
ただ一つ、悩みがあった。
何んでも、言い合える間柄で、
心の広い彼氏であったが、
どうしても・・・どうしても・・・
出来ないコトがあった。
それは、生理現象の一つ
「オナラ」であった。
だから、いつも我慢してるのだと、
私に憂鬱気味に聞かせてくれた。
そんなある日、
彼女が、自宅で倒れ救急車で、
搬送される事態が起こった。
脂汗をかき、彼氏の目の前で、
パタリと倒れたのだそうだ。
原因が、判らないまま、
彼氏は、相当心配して、救急車で付き添った。
・・・原因は、
「オナラを我慢し過ぎて、毒素が、
血管内に回った為」だったそうだ。
私が思うに、人は、オナラを我慢したコトは、
経験あるだろう。
しかし、気を失うほどに、我慢は
なかなか出来ないものだ。
これも「恋」の仕業なのだろうか?
恥ずかしさ♪
初々しさ♪
かわいさ♪
オナラを我慢した末倒れる!まさしく、
身を削るほどの恋心だ!
 
この事件後、彼女は、彼氏に
言われたらしい。
『そんなコトで、嫌いになんかならない。
だから、気にしないで、オナラをして欲しい。
オナラをした後、「ごめんなさい」って、
言えばいいよ。』と・・(感泣;)
 
彼女は、囚われていた何かに、
解放されたようになった。
その後、
ぷっ・・
「ごめんなさい・・」
ぷぅ〜
「ごめんなさい・・」
ブリッ!
「ごめんなさい。」
と平和な日々が続いた。
ある日、フライパンを振りながら、
ブリッ!バホッ!ぷぅぅ〜と言う、豪快なオナラの後
「ごめんなさーい」っと言うと、
彼氏が、
「バホッはないやろ〜・・」と呟いたそうだ。
彼女は、晴れて約束通り、彼氏と結婚をして、
今も、開放されて、
幸せに暮らしている。
 
恋をすれば、相手の奏でる生理現象の音も、
愛しい、メロディ♪
小鳥のさえずりなのであろうか・・?
 
 ♪ためらうよな そのようなレディ
 ためらいは とうに止めて 心躍らせてよ
 恋すれば 誰もかれも つらいこともあるよ
 素顔のままでいい♪
    by 桑田佳祐「素顔で踊らせて」より。

バホッ!
素顔のままでいい・・