行き先は、ドコデスカ?

先日、タクシーに乗車した。
行き先を告げ、窓の外を眺めながら、
ボーッとしていた。
乗車した時、タクシーの中は、
ガンガンに「演歌」が、流れていた。
私は、ラジオをFMか、別の局に
かえて欲しいなぁ〜!っと
思いつつ、何気なく流れる「演歌」を
聞いていた。
いや・・・
聞いていたと言うより、聞かされていた!と
言う方が、正しいかもしれない。
普通、お客さんが乗った時点で、
ボリュームを下げるだろ?ゴルァ〜!ってくらい
ガンガン♪なのである。
曲の内容は<妻のある男性が、朝になる前に
帰ってしまう、それを引き止めると、
あなたは負担になるでしょ・・だから私は、
今の幸せで、いいの・・いいの・・いいのよぉ〜!>
っと言う、女心の切ない内容だった。
アバウトに聞いていた私ではあるが、
次の曲も、次の曲も、「演歌」なのである。
しかも、全て同じよーな内容の意味合いの歌詞で、
タクシーの中は、どんよりとした空気だった。
私は、演歌専門チャンネル???
それにしても、曲の選択に幅がないし、
DJもない。
はて?
私はようやく、窓の外を眺めるのをやめて、
タクシーのラジオの方を見た。
ギョへ〜!
ラジオじゃなくて、カセット・テープだよ!
それに、明らかに、音質と、曲と曲とのつなぎ目の
雑な感じからして、非売品だよ〜!
っつー事は、運転手さんの「自己編集」って訳だ!
怖すぎる・・・
出来るコトなら、ボリュームだけでも
下げて欲しい!
本当に、尋常じゃない音量なのだ。
二人で、ドライブしているような音量である。
運転手さんの人生を乗せた走行だ。
まさに、二人の世界である。
なんとなく、酸欠状態のまま、
取り合えず、目的地に着いた。
タクシーを降りた後、
「あの運転手さんの、携帯の着メロ♪って、
何んなんだろう・・?」っと、
少し、思ったが、考えないようにした。
出来ることなら、演歌をダウンロードしたり、
編集した、着信音♪ではなく、
基礎設定のピッピッピッ・・ピッピッピッ・・で、
あって欲しいと心から思いまちた。
 
以上、現場から、スモーク(♀)が、
リポートしまちた。