番外編 

「大丈夫。大丈夫。」と
心の中で、呪文のように唱えながら、
歩いている。
「大丈夫。大丈夫。」と、
何度も何度も、心の中で叫びながら、
信号待ちをしている。
 
私は、常にこの言葉で、
自分をプロテクトしながら生きている。
 
怖いこと、
嫌なこと、
面白くないこと、
生きていく恐怖、
死ぬという事実、
 
「まだ、大丈夫。」
「私はまだ、大丈夫。」と
繰り返し、繰り返し、思うコトで、
身を守る術にしている。
 
でも、「大丈夫」が、
「大丈夫じゃない。」になった時、
次のプロテクトを考えないといけない。
そんなコトを考えてると、
上手く呼吸さえ出来なくなる。

「おいおい、頼むからしっかりしてくれよ〜!私」
 
以前にもココで、書いたコトがあるが、
普通に起こる、出来事って、特別
理由や理屈なんて、ないコトは、
もう既に私自身薄々気が付いている。
けど、明確な理由や、答えが欲しくて、
私のかんばしくない(?)頭で、
目に見えない、不確かなモノへの「確信」みたいなモノを、
どう納得して行こうかと、考えてしまう。
 
「別に、そんなコト、どーでもいいじゃん!」と、
言ってしまえば、それまでなんですが・・・。

なかなか、そう思えない私は、
結局、「大丈夫。大丈夫。」と呪文を唱えるだけなのである。
 
「宇宙の果て」は何処にあるのか?
などと、考えると、恐ろしくなる。
結局、私は、「ワカラナイ」ことが、
一番怖いのだ。
(注)地下鉄は、何処から入れたのか?レベルは却下とする。
 
いったい私は世の中の何に対して、
そんなにも怯えているのだろう。
 
消えてなくなりたいなんて、これぽっちも、
思ったコトなんて・・・・・