6月の花嫁なのに・・


先週末から、小旅行に出かけていた。
ベランダから見えるのは、
海と山と、目の前のゴルフコースだ。
朝起きてベランダに出た時、他人が、
目の前でゴルフしているのに違和感があったが、
ゴルフコースの中にある建物に
宿泊しているのだから仕方あるまい・・・
シャトルバスに乗り、本館に食事に行くと、
何処の誰だか知らない若者グループが、
結婚式だったようで、
ホテルと海をバックに記念写真を
プロのカメラマンが撮影していた。
20人くらいが、団体写真を撮るため、
ホテルの廊下のテラスの窓から眺める私からは、
皆さん、背中を向けている。
私は、花嫁、花婿が見たくて、
窓から、その様子を覗いていた。
すると<カシャ!ピカッ!>と
眩しく、光ったのだ。
そこに、支配人(?)みたいな人が現れて、
「お客様、只今、撮影の最中で御座いますので、
 今しばらく、テラスではなくラウンジの方で
 お待ち下さい。」みたいな事を、言われた。
でも、もう、遅いです。
卒業写真の時、休んだ子のように、
結婚式のハッピーな団体写真の、うしろのテラスの
の、四角い枠の中にいる私が、
写り込んだ後ですから、、、
まぁ「アルバム」が出来上がったら
笑いのネタになるか、
怒りのネタになるかですね。
「誰やねん!このオバハンっ!!」ってね。
そしたら、誰かが、
「これ、私の死んだ姉に似てる・・心霊写真・・?」
とか、言い出して、
「で、でも祝福しに来てくれたんだよ〜!」て・・・
せっかくのジューンブライド
6月に結婚式を挙げたのに、
「オカルト伝説」になっちゃわないか心配です。
私、怪しげな顔で覗いていた自信が満々で御座います。